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宮前通り東歯科

インプラントとは生体親和性の高いチタンの金属のスクリュー(人口歯根)を顎の骨の中に埋め込み、その上に歯を入れる方法です。

 

インプラントを薦める理由

私は大学卒業後8年間北大歯学部の補綴学教室(入れ歯やブリッジを研究・教育する教室)に在籍し、ずっと入れ歯やブリッジを如何に精度よく機能的に作るかを考えて臨床を行ってきました。もともと私は、インプラントに対していろんな意味で慎重派でしたので、大学勤務時代はあまりインプラントを積極的に患者様に薦めることはありませんでした。今でも、入れ歯はこだわりを持って作っているつもりです。

そんな私が自院にインプラントを導入し患者樣方に薦めるようになったのは、臨床を行えば行うほど、従来型の治療ではうまく機能しない、あるいは歯を削れば削るほど歯の寿命が短くなるのでは?など、いくつもの矛盾や従来型の治療の壁にぶつかってしまったためです。無くなってしまった歯の両隣を削ってブリッジにしなければならない。歯を削って二つの歯の方向を合わせなければブリッジは装着できないので、やむを得ず支えになる歯の神経の処置をして歯の方向を合わせる。神経の処置をしてしまうと歯が弱くなったり、被せた金属の周りからむしばがはじまったり・・・。無くなった歯の機能を回復するために治療をするはずが、新たに歯を失うきっかけを作ってしまうことがあるのです。

 

ブリッジの支えになっていた歯が折れたりむし食ってしまい、ブリッジの後方が浮いてしまっている状態です。一番後ろの歯は完全に虫食いでなくなっています。

 

また、入れ歯を使っている場合、使っているうちに入れ歯が合わなくなるとよくいわれます。経験されている方も多いと思います。これは入れ歯が合わなくなって起こるのでしょうか。いいえ、入れ歯の下の歯茎(骨)がやせる、吸収して少なくなっていってしまうことが原因です。統計を取ると、入れ歯を入れた部分の骨は1年に約0.5mm吸収するといわれています。10年入れ歯を使い続けると5mm、20年では1cmも無くなってしまうことになります。合わなくなっても当然です。そのため、入れ歯は定期的に裏を合わせ直したり、作り直す必要があるのです。さらに骨吸収がどんどん進んでしまった場合、入れ歯を安定させること自体が難しくなってしまいます。
どうにか歯を削らずにすむ治療、あるいは入れ歯の下にある骨に優しい治療しなければ、結局は無くなってしまった歯の周りからまた歯を失い、骨を失い、その後の噛み合わせを維持することがどんどん難しくなります。こういった状況は治療が難しくなるばかりではなく、ご本人が一番つらいのだと思います。

無くなった歯の代わりになり、しかも、他の残存歯を削ったり噛み合わせの負担を強いることのない治療方法は、現在のところインプラントしかありません。そこで、積極的ではなかったインプラント治療を、もう一度一から勉強し直すことにしました。その結果、現在のインプラントがいかに優れているか、私が知っているものとは全く違うのでは?と思うほどに材料が進歩しており、安心して使っていけることがわかったのです。さらに、術後の安定を得るためあるいは骨量不足を補うために、土壌となる骨の量・質の改善をおこない、歯茎等の軟組織の状態の改善をする等の治療技術の進歩も目覚ましいものがあります。

 

 

①歯の代わりになる人口の歯を

骨に埋めた状態。骨の足りない

所には骨を足しています

 

②人口の歯に土台を入れた状態。

歯茎を増やす処置をしています

 

③インプラントに歯が入った状態

 

こういった現状をみて、不必要に歯を削りたくないという思いはいっそう強くなりました。インプラントは他の歯を不必要な切削や負担から守ってくれるのだと思うようになったのです。もし仮に私が私自身の歯を抜くことになった、あるいは家族の歯を抜かなくてはならなくなった場合、私であれば間違いなくインプラントを選ぶと思います。

 

 

インプラント治療の流れ

 

1.カウンセリング

レントゲン、CTなどによって十分な診断の後、インプラント治療に関する説明を受けます。インプラント治療は専門のトレーニングを受けた歯科医師のみが行います。十分な診査と綿密な治療計画を立てた上で、患者さんに合わせた治療をすすめていきます。

 

2.インプラントを埋め込む

局部麻酔のもと、顎の骨にチタン製のインプラントを挿入します。このインプラントが新しい歯の土台となります。ご希望に応じて、静脈内沈静法を行い、ほぼ眠った状態で治療を受けることも可能です。

 

3.治療期間

インプラントと骨が結合し安定するまで約5~12週間待ちます。(骨の状態など様々な条件によって期間が異なります)この間は、仮の義歯を使用することができます。

 

4.アバットメント連結

インプラントが完全に顎の骨と結合したら、アバットメントを連結します。この状態で歯肉が治癒するまで、個人差はありますが、1~6週間待ちます。

 

5.歯の装着

インプラントのヘッドに医療用セメントを用いて、歯を装着します。これでインプラント治療は終了となります。装着したインプラントを長持ちさせるためには治療終了後の定期的な検診とホームケアなどのアフターケアが大切になります。

 

 

アフターケアについて

インプラントを入れた後のケアは、通常の歯と同様に日々の正しいブラッシングと定期検診が非常に重要です。インプラントは虫歯にはなりませんが、インプラント周囲に歯垢がついた状態で放っておくと、歯肉から出血したり、腫れたりして歯周病と似た症状が見られることがあります。よって、術前術後のケアが非常に大切なのです。
定期検診は術後、まずインプラント治療後1~2週間後に行い、ネジの締まり具合や歯茎の状態、噛み合わせなどを確認します。その後、3ヵ月おきにメンテナンスを行ないます。

 

インプラント症例写真